「詩」 一覧

ボードレール【悪の華】原文読〜「読者に」"au lecteur"

2018/08/28  

250年以上の時を越えて、『悪の華』の”作者”は私たち”読者”に呼びかける;師であり友であるテオフィル・ゴーチェへの献辞に続き、「読者に」から始まる『悪の華』のめくるめく妖艶な詩。 un people ...

アイスキュロス【テーバイ攻めの七将】ギリシャ悲劇〜オイディプス王の呪い

2018/08/25  

”オイディプス王”神話に基づく古代ギリシャの都市国家テーバイ攻めを扱った、アイスキュロスのギリシャ悲劇。 オイディプス王神話 はじめに戦のきっかけとなったオイディプス王の呪いついて、説明する必要がある ...

ホメロス【イリアス】あらすじ紹介〜英雄アキレウスとヘクトールの闘い

2018/08/09  

ホメロス(紀元前8世紀頃)はギリシャが生んだ超古代の詩人;「イリアス」「オデュッセイア」の作者として知られる。盲目であったとされ、長い間その物語は口伝で受け継がれていた。 「詩」というものの本来の姿、 ...

ワイルド【サロメ】 ”銀の皿にのせて預言者の首を” 王女の邪悪な欲望〜あらすじ・感想

2018/08/06  

「マタイによる福音書」第14章、「マルコによる福音書」第6章に記載のあるエロティックなエピソードを元に、19世紀末イギリスの文学者オスカー・ワイルドが1幕の戯曲をフランス語で書いた。「サロメ」である。 ...

シェイクスピア【あらし】あらすじ・感想〜無人島に繰り広げられる魔法の世界

2018/08/02  

シェイクスピアの「あらし」または「テンペスト」は、弟の裏切りによってミラノ公の座を奪われ、島流しにされた親子が無人島に流れ着き、魔法と妖精の力を借りて再び元の地位に戻るまでの話。 *今回をもってシェイ ...

シェイクスピア【夏の夜の夢】あらすじ・感想〜恋は盲目、恋は移り気、恋は魔法

2018/08/01  

シェイクスピアの喜劇「夏の夜の夢」あるいは「真夏の夜の夢」は、その題名通りうっとりさせるような幻想物語。何よりも読んでいて観客を楽しませるのみならず、書いている作者自身が楽しんでいるかのような余裕が感 ...

シェイクスピア【アントニーとクレオパトラ】あらすじ・感想〜豪奢な快楽が男の理性を曇らす

2018/07/31  

「ジュリアス・シーザー」の続きに当たるシェイクスピアの古代ローマ史劇を紹介。 ◯「ジュリアス・シーザー」はこちら→シェイクスピア【ジュリアス・シーザー】初代ローマ皇帝 ”カエサル” の暗殺劇 クレオパ ...

シェイクスピア【ジュリアス・シーザー】初代ローマ皇帝 ”カエサル” の暗殺劇

2018/07/28  

ジュリアス・シーザーは”ガイウス・ユリウス・カエサル”の英語名である。英雄的軍人・政治家・文筆家であり「ガリア戦記」を書いた。事実上、古代ローマ初代皇帝に匹敵する権限 ”終身独裁官” の位に付いた。( ...

シェイクスピア【じゃじゃ馬ならし】”口やかましい女”をどうやって調教するか〜ロマンチック喜劇

2018/07/21  

ウィリアム・シェイクスピアの喜劇「じゃじゃ馬ならし」(邦題訳)のあらすじ・感想・簡単な解説など。 「じゃじゃ馬」の意味 そもそも今の若い人たちに「じゃじゃ馬」という死語の意味がわからないと思うので、ま ...

シェイクスピア【十二夜】あらすじ感想〜幻想の国イリリアに木霊する笑いと恋

2018/07/19  

作品概要 夢のようにロマンチックかつ、時代・言語を超えて楽しく笑える喜劇「十二夜」。題名には”あるいはお好きなように”が添え書きされている。こちらも喜劇「お気に召すまま」とは別の作品なので注意。 その ...

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